2016年6月 定例議会 一般質問:住田 由之輔

2016年6月 定例議会 一般質問(一括質問一括答弁方式)

2016_06_14_su

日本共産党議員団 住田 由之輔

1.「史跡加茂遺跡保存活用計画書」について

 やっと整備へ向けての計画書ができてきたと感慨深いものがあります。

 計画書全体の方向性には賛同できる内容が多くあります。ただ推進していくには困難な点もあり、問題点を共有していきたいという立場で、若干の質問をします。

1) 現状と課題について

① 「本質的価値を構成する諸要素」への対応策が要となると私も認識は共有できます。

 日本の史跡の中でも加茂遺跡の特徴は環濠と、崖斜面ということもそのように感じます。

 それらを含めて発掘調査と史跡の位置づけ重要性など広報していくべきであろうし、それは学術的な位置づけであり、遺跡保存と活用という点では民地、鴨神社所有地などとの調整が常に求められてくると思うが、具体的な対応策としてどのようにされていくか伺います。

2) 大綱・基本方針について

① まさにそこで示されているとおりであり、「保存活用計画書」の36ページに、大綱として、「史跡加茂遺跡は日本考古学上の学史的な価値、また『近畿地方を代表する弥生時代大規模集落跡』という本質的な価値を有しているとし、本史跡の価値や特徴に合致する有効な整備を図るとされています。

② また基本方針に、「本質的価値である環濠に囲まれた弥生時代中期大規模集落の中心域全体を対象として、既指定地と未指定地を合わせた今後の史跡保存計画区域を設定し、史跡の保存を図るとされている。
決意のほどをお聞かせください。

3) 保存管理について

① 何より国の史跡指定を得る努力を地権者合意のもとで進める必要があるがあります。即公有化とはいかないのは承知しますが、今回の計画書のもとで、「理解を得る努力」を精力的に行う必要性がありますが、いかがでしょうか。

② 農地、駐車場などは、宅地化を控えていただく対応が肝心であり、粘り強く協議する「場」の設定をして、数多く話し合いを行っていくべきではないかと考えますがどうでしょう。

4) 整備について

① 計画書50ページに描かれている「史跡整備イメージ図」にロマンを感じます。このようなものに整備されたらいいのにな、という感想をもちました。もちろんすぐにできるものではないと認識しています。

 でも最初に加茂遺跡が発見されて101年になるわけであり、今後の100年後地域がどのように変化しているか想像はできません。だから夢を持つことが大切であり、かかわっていくものがロマンを感じながら事業に携わることは大切な要素です。これを発展させていくべきであり、実現していくためには一定の計画期間を設けていくことが必要ではないでしょうか。

2.子ども子育て対策へ若干の提案について

1) 「保育事業」における公的責任を果たす覚悟について

① 「保育に欠ける児童」を川西市として責任もって保育する決意を聞かせてください。新子ども子育て支援法では、24条一項で「市町村は…保育を必要とする場合において…当該児童を保育所において保育しなければならない」とあります。表現が変更されましたが、実態としては保育に欠け、保育が必要であり、市町村として保育する責任があります。

 この一年間ばかりの一般質問等における、各議員の「認定こども園」に関する質問、それに対する答弁を読み返してみました。

 その結果、現場では一生懸命幼児教育・保育をしているにもかかわらず、でてきている方向性、具体的な施設建設では、それに水を差すようなものというのが私の感想です。

 ですから改めて本質的なところで考えを聞いておきたいと思い、川西市は「子育てをしっかりやる」のですね、保育に欠ける児童に対して公的責任を果たしますね、と確認しておきたい。

2) 少子化へ歯止めをかけ「子育て大事」の地域をつくる方針について

・川西市としての独自対策、国の政策を超える事業の推進がありません。これまで現場職員などによって作り上げてきた保育行政、幼稚園教育の枠の中で収まってしまっています。

 そんな中で、①子ども数が減少しますという、国の人口推計を基本においての計画であり、それを再度検討し、②川西市として積極的に、子ども減少ストップ対策で計画の見直しをはかるべきだと考えますがどうでしょう。

 この間の答弁では、子ども子育て計画を見直すことはしない、市立幼稚園の定数は600人を変更することなく、現在通園している児童に見合う形で定員を考えたい、などいわれています。

ところが

③ 第5次川西市総合計画・「第4期実施計画書」でも、「大和、G.H、清和台」において、人口が計画に反して増えている結果(P4ふるさと団地への流入人口)が見られるが、まちづくりの在り方を見直す重要な点であり、人口を増やす効果が現在実施している施策にあるのではないのか。掘り下げて検討するに値する変化ではないのか、どうでしょう。

④ 例えば市立幼稚園児を増やすには、保護者が要望されている「3歳児保育の実施」「給食の実施」「延長保育や通園バスの運行」を具体化することによって可能でもあります。加茂幼稚園の3歳児保育がそれを証明しています。

⑤ 一方この間、川西小学校建て替えの時の児童数推計の間違いによって校舎を増築しなければならなくなったなど、計画が覆る現象が何度か起きています。しかしそのことに対しての総括、反省、お詫びがない。これでは川西市としての発展策が生み出せない。そんな状況に陥っていると感じるがどうか。

⑥ 職員の技術の継承だけでなく、知識の継承、体験の継承も図っていくべき課題が見えてくるが、そのことへの認識と、改善策を持っているのか伺います。

3) 喫緊の課題「待機児解消」について

・市立保育所定員増を図る計画こそ今必要との認識をお聞きします。
この間、待機児童解消のために「認定こども園」をつくると宣言されています。確かに緑台における認定こども園建設計画で「保育定員」が増えています。しかしそれだけでは充足しないとして、家庭こども園などで対応するとも答弁されています。「認可園」と「家庭こども園」には違いがあります。

 一方新しい施設をつくるのだとする「牧の台」にしても「加茂」認定こども園にしても「保育定員を増やす」ことになっていません。将来にわたって子どもの数が減少するからとの答弁です。裏を返せばその時期まで我慢せよといっているに等しい。国の指導で定員以上も詰め込んでいるから、それで定員増を図っているといった答弁もされています。

① 子どもの健やかな発達を願う計画としては主体性がなく、「お粗末」というしかありません。その認識があるのでしょうか。

② 「認定こども園」がすべてではないはずですし、「子育て応援川西市」として、若い世代を川西にとどめる、呼び込む意志があるならば、もっとやる気を示す具体策を出すべきだとおもいますがどうでしょう。

4) (旧)加茂小跡地への「認定こども園」建設について

①加茂小学校地域だけでも、今回の認定こども園を建設しようとしている、旧加茂小学校校舎、隣接して校庭、そこに体育館・プールがあり、それに隣接して旧県立川西高校校舎が建っています。

 なぜ広い敷地があり、これら施設と関連した、ベストの構想を地域に提示できないのか、残念ですね。

 最初から園庭なども制約をかけた計画では、「子育て応援」とはならない、「がまんしろ」の世界に見えてしまいます。

② まだ「基本計画・設計図」は提示されていませんが、提示された面積からいって、牧の台における「認定こども園」と、うり二つのものが用意されているのではないか。同じ設計会社が請け負う可能性もある入札制度で、駐車場以外は「公平性の観点」で、同じような建物が出てくると推測します。

③ 地域の特徴的なものを加味して考えているような要素はないだろうし、何よりこどもたちが一日過ごす場所・床面積に「他の同様施設と隔たりはない」のであろうと感じますが、「公平性」を担保するためにはベターなのでしょうか。

④ 加茂小学校区だからこそ、駅から遠くなる地域に作るからこそ、保育定員も増やさない施設だからこそ、園庭も現加茂幼稚園並みしか確保しないというのが、加茂地域的な子ども子育て施設なのでしょうか。伺います。

5) なぜ旧ふたば幼稚園を「加茂保育所」にできないのかについて

① たとえば移転するとしたら、改修費などでどれだけの費用がかかるのか。

② 保育所定員増がはかれる施設面積が最大限の利点として選定できるが、保育定員を増やす考えは毛頭ないということから、旧ふたば幼稚園は対象外にするという点から出発しているのか。

③ なにより今の保育場所に近くに引っ越すことは、推定8億円の新「加茂地域認定こども園建設費」に比べ、当面の対処としては、財政がひっ迫している川西市として、選ぶべき提案ではないか。

④ あわせて旧ふたば幼稚園を廃園にして丸4年、使っていないという「無駄遣い」をしている責任はだれがどのようにとるのか。

 旧加茂小学校跡地施設が倉庫としてしか使わなかった二の舞を、また加茂小学校区で行っている。なぜこのように計画性がなく、「子育て促進とは逆な政策」を同じ地域でするのか。実態として子育てがしにくい地域にしているのが教育委員会になっているのではないか。その責任はどうするのか、4年経過の空白をどのように考えるのか、地域住民としては腹立たしくなってくるのだが。

⑤ また、「南中学校区・認定こども園」としている根拠には、将来的に、南中学校区で一カ所の「認定こども園」を目指しているのか。加茂小学校区としてとらえていくべきものではないのか。

3.子どもの遊び場確保について(教育委員会所管施設・土地)

1) 旧ふたば幼稚園園庭活用について

① 園庭の除草は年二回程度地域自治会で行われている。その自治会の皆さんも、園庭開放を望まれている。教育委員会が責任もって、子育て推進の立場で園庭を地域に開放してはどうか。

 この間できない理由として、「遊具の安全点検がされていない・子どもの安全を第一に考えて」を最大のものとしているが、安全にお金も人もかけて、子どもの発達に寄与したっていいのではないか。

② 4年間もほったらかしにしている責任こそ追及されるべき怠慢だと考えるが、責任感を感じないのか。

2) 南花屋敷2丁目加茂史跡(大型方形周溝墓)更地活用について

① 以前は学校の校庭が児童の遊び場でした。今自由に活用することができない状況になっています。

 学校から遠い地域では道路や空き地などで遊んでいましたが、住宅が張り付き、車も増えるなどでその場所もなくなってきています。せめて活用できる公有地は最大限児童が「遊べる場所」として整備すべきと考えます。

 南花屋敷では全体的に公園が少ない、学校が遠い状況です。そんな中だからこそ今回問題にしている場所を有効活用していくために、現状としては新たにそばに家が張り付いたことにより、低学年のボール遊びまで禁止されている状況です。

 せめてのびのびと遊んでいた以前の状況に戻すべき具体策を講じることが、加茂小学校区における、児童の発達へ寄与することになると考えるがどうか。

② 教育委員会所管所有地で、いまだ埋蔵文化財対応具体策が出てきていない段階において、率先して「児童の発達を阻害する対応」をとるというのはいかがなものか。

4.キセラ川西整備事業における土壌汚染・土壌改良変更にかかわる進捗状況について

 2016年3月、および4月に、土壌汚染・土壌改良について変更説明がされていますが、その後

1) 土壌改良変更における進捗状況について

変更前と結果から見た感想はどうか

2) 土壌汚染対策の進捗と、今後の取り組みについて

土壌汚染対策費の増加は、基本的な財政計画に支障をきたすと考えられるが、どのような対処をするのか。市債発行を引き上げましただけでは市民の納得は得られないが。

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